ヨガ×リハビリについて
〜CorePower Yoga資格を持つセラピストによる新しいアプローチ〜
当院では、従来の理学療法・作業療法に加え、ヨガの要素を取り入れたリハビリテーションを行っています。担当するのは、CorePower Yoga(CPY)認定トレーナー資格を持つ理学療法士・作業療法士です。医学的知識とヨガの指導スキルを併せ持つスタッフが、安全かつ効果的にサポートします。
ヨガを取り入れる理由
最新の研究では、ヨガが腰、膝、肩など関節の慢性的な痛み、姿勢改善、柔軟性やバランス能力の向上に有効であることが報告されています。
当院のヨガ×リハビリは、医療従事者による評価と運動処方に基づいて行うため、痛みや関節可動域に配慮しながら無理なく続けられます。
科学的根拠(エビデンス)のご紹介
慢性腰痛への効果
ヨガを8〜12週間継続すると、慢性的な腰痛の痛みや機能障害が有意に改善したとの報告があります(Cramer et al., Cochrane Database Syst Rev, 2017)。
変形性膝関節症への効果
高齢者の膝関節症患者において、ヨガが痛みの軽減と歩行能力の向上に寄与したとするランダム化比較試験があります(Cheung et al., BMC Complement Altern Med, 2014)。
肩の痛み(肩関節障害)への効果
肩こり、肩関節周囲炎や肩の機能制限を持つ患者に対して、ヨガを含む運動プログラムが疼痛軽減と可動域改善に有効であることが報告されています。(Telles et al., Int J Yoga, 2016)
関節リウマチへの効果
関節リウマチ患者を対象とした研究で、ヨガが関節のこわばりや疲労感の軽減、生活の質(QOL)の改善 に効果を示したとの報告があります。(Gautam et al., Clin Rheumatol, 2019)
バランス・転倒予防
高齢者を対象とした研究で、ヨガがバランス能力を向上させ、転倒リスクを低減する可能性が示されています(Youkhana et al., Age Ageing, 2016)。
スポーツ医科学に基づいたコンディショニング
スポーツ選手を対象とした研究で、体幹安定性・柔軟性・神経筋協調性を高めるコンディショニングが、ケガの予防や競技パフォーマンス向上に効果を示すことが報告されています。一般の方にも応用可能で、腰痛・膝痛の再発予防や姿勢改善に有効です。
(Behm et al., Sports Med, 2013; Myer et al., Am J Sports Med, 2006)
当院では、これらの科学的知見を踏まえ、ヨガとリハビリを融合させた安全で効果的なプログラムを提供しています。
こんな方におすすめです
- 慢性的な肩こりや腰痛、膝痛にお悩みの方
- 関節リウマチの方
- 姿勢改善や体幹強化をしたい方
- 変形性関節症、五十肩などで関節可動域を広げたい方
- 運動不足を感じている方
- スポーツによるケガを予防し、競技パフォーマンスを向上させたい方
当院のヨガリハビリの特徴
医療資格保持者が指導
理学療法士・作業療法士が症状や身体機能を評価し、安全に配慮して指導します。
CorePower Yogaのメソッドを活用
呼吸・姿勢・動作のつながりを重視し、無理なく全身を整えます。
オーダーメイドプログラム
症状や体力に合わせて、ポーズや強度を調整します。
痛みの軽減と再発予防
四肢・体幹の安定性を高め、日常動作が楽になる体づくりを目指します。
「ヨガ×リハビリ」にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。